ブログトップ

木地屋あいざわ。 四十沢木材工芸

aizawakiji.exblog.jp

輪島、漆ろうそく。

漆の木の、漆の実から、ろうそくを作ろう!

と言われても、想像できませんねー。

まず、ろうそくの原料って、何かご存知ですか?

そう、蝋です!  蝋。

でも実は私、蝋って何??ってくらい、
その実態を知りませんでした・・・。


百聞は一見にしかず。

b0188144_106664.jpg

行ってきました。
輪島工房長屋にて、作業中の見学。


b0188144_107520.jpg

まずは、こちらが、漆の実でございます。

なんと、一本一本の木別に実を袋詰めしてありました。
お手間だわーすばらしいわー。

ですが、結局、この実たちは、混ぜてしまいますー。

これの、どこから蝋を採るかと言いますと

b0188144_10121728.jpg

実を、つぶしたところですが
この、皮と果肉から採るんですよー分かりますかー。

かっさかさになってるので、皮だか果肉だか分かりません。
なので「皮」と、みなさんおっしゃってました。

ぷっくり可愛い種は、使いません。


b0188144_10153615.jpg

大量の皮を、さらし袋に入れます。


b0188144_10162554.jpg

蒸します!!

約一時間・・・美味しそうなにおいがムンムンしてきます。
そそられますが、食べられません。


さて、そろそろクライマックスですよ。

蒸しあがった、皮をこの古式ゆかしい機械に投入。
b0188144_10175640.jpg


b0188144_10183918.jpg

ぎゅーーーーーーぎゅーーーーーっと、絞ります!!

するとーー。


b0188144_10191856.jpg

きゃー、蝋です!蝋です!

これが、蝋ってやつなんですね。


b0188144_10195969.jpg

そんなこんなの、みなさんの繰り返し作業によって
出来上がった、お鍋いっぱいの蝋。

これ、まだまだ水分をたくさん含んでいるので
自然乾燥させてから、ろうそくにするんですって。

このまんま、なーんにも混ぜませんよ。

シンプルですねーすごいですねー感心しきり。

ろうそくって、ほんと蝋だけなんだ。


さて、今回の漆の実ですが、
輪島で植樹された漆の木から昨年採ったものです。

もちろん、漆掻きもしています。その様子は→こちら

そして、このろうそく作りにかかせない、監修者は
七尾の和ろうそくやさん、高澤ろうそくさん。
(古い機械を貸してくださったのも高澤さん)


たくさんの方のお世話によって作られる
輪島産の漆ろうそくが、もうしばらくしたらお目見えですよ。

(あ、そうろくの型にうちも少しお手伝いしてます。)


ところで、あの種ですが、そちらの行く末が気になりますね。

そのことは、次回。
[PR]
by aizawamokkoh | 2013-03-18 12:29 | 漆のひと、漆のもの | Comments(0)
<< 漆の種の脱ロウ。 旅立ちにお椀。 >>