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木地屋あいざわ。 四十沢木材工芸

aizawakiji.exblog.jp

2012年 09月 09日 ( 1 )

今度こそ、漆掻き見学!

もう何回も何回も、漆のこと説明する際に、
漆掻きのことも説明してきたわけですが

もうね

実際に見ると、こんななんだーっ!でした。

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念願の漆掻き見学に行って来ました。
(前回撃沈のようす→こちら

あくまでも、見学です。
掻きません、怖いので。
生の漆は最強だと聞きました、遠くから恐々カメラをかまえる面々。


今回は輪島漆再生プロジェクトという事業の見学。
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さきほどの、笑顔で作業の方は、
古地さんという漆掻き職人さん。

87歳と、聞いてびっくり!

お若い!

小柄な体で、こっちの木から、あっちの木へと、さささっ、さささっ。


早く、かつ丁寧に、漆を掻きてらっしゃいます。

一滴たりとも、無駄には出来ませんものね。

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漆の木を掻いて、出てきたばかりの漆。

透明な液が、すぐに白濁して、うすいミルクのようになります。

ためた漆を見せていただきました。
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はい、見えません・・。
底の方に、少ししかたまってないので、見えません・・。

そのくらい、ほんの少ししか採れないんです。


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古地さんの、使われてる道具、これまた無駄がなくて格好いいのです。


朝5時くらいから作業を始めて、私たちが見学に行ったのが、10時近く。
ずっと作業されてても、あの桶の底に少しだけの漆。

いったい、何本の漆の木があって、何人の人がかかわったら
どのくらいの漆が採れるのか。

どのくらいの漆があったら、何個の器に塗れるのか。

なんだか、そう考えるのも、おこがましいような気分になりました。



輪島では今、地元産漆の再生を目指す動きが出てきています。

漆芸作家さんや、塗師屋さん自身が、植樹や草刈りなど
汗を流して作業し漆の木を育てています。

まだまだ、小さな動きかもしれませんが、
けっして止めることなく続いてほしいです。
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by aizawamokkoh | 2012-09-09 21:13 | 漆のひと、漆のもの | Comments(0)